9.09.2008

モンテーニュ通りのカフェ/ダニエル・トンプソン


”パリ命”のおばあちゃんに育てられた女の子ジェシカが、そのパリに“出て”きて、モンテーニュ通りのカフェで働く事になる。ジェシカ(役)が久本雅代に見えて、とても困った (>_<)

どうってことない?女の子は、若いことが取りえ、耳も目もクリアだ。吸い取り紙能力が上々だ。強烈な人々の棲息濃度が高い環境に”飛び込んで”世の中の面白さを知る、お話、
ありきたりの設定、在り来りの展開なのだけど、
かって、ジェシカのおばあちゃんがそうであったように、ジェシカにも、青春の日々として、結構な財産になることでしょう。雰囲気のある年上男性と、そのあと、どうなるかな?

パリの街は、老いも若きも、富豪にも貧者にも、才能ある人にも、そうでない人々にさえ、『宝の山』である。

9.08.2008

散歩する惑星/ロイ・アンダーソン


題名から、もっと愛嬌のある映画だろうと予測して見に行ったのだが…ドチラかと言えば、無愛想。ユーモアが無いとは言えないが、ブラックでシュールだ。見終えて、あまり、気持ちよくない。これは、現実世界の気持ち悪さであろう。痛い(>_<)

街中の人達が、ササやかな幸せを求めて、同じ方向を目指しているために、大渋滞に巻き込まれるばかり。しかし、人々は、自分が、何所に行けばよいのか(分っているのか)???
求めるものが慎ましいワリには、とんでもないことをしでかしている。他人という生きものに対して!!!

このフィルムの中に、神の存在は認められない。(その代わりのように)詩人は預言者であった。